スペインからの独立運動を率いて先月、ドイツで拘束されたカタルーニャ州のプチデモン前州政府首相が６日、保釈された。

スペイン当局から国際逮捕状が出ていたプチデモン前州政府首相は先月、ドイツで拘束された。スペインへの身柄引き渡しが焦点となっていたが、ドイツの裁判所は引き渡しを認めず、プチデモン氏は保釈された。

地元メディアによると、国家反逆罪に問われているプチデモン氏について、裁判所は、ドイツの法律では処罰の対象にならず、反逆容疑での送還は違法だとしている。

今回の判断は、スペイン国内の独立派住民を再び勢いづかせる可能性もあり、スペイン政府内に困惑も広がっている。