中国で、生き別れになっていた親子が涙の再会を果たした。

大勢の報道陣に囲まれて歩く女性。両親と再会するのは実に２４年ぶりで涙を流しながら抱き合う。

中国メディアによると、この女性は３歳のとき四川省・成都の街中で、両親とはぐれてしまった。両親は女性を捜し続け、数年前からタクシー運転手をしていた父親は後部座席に女性の幼い頃の写真を貼るなどして情報を集めていた。父親の活動が、中国国内で話題となり、女性が「自分かもしれない」と名乗り出たことで、再会を果たした。

再会を果たした女性（２８）「一目見て両親だとわかりました。今年、成都に戻って実の両親の近くで暮らしたいです」

行方不明になっている間、女性は別の家族のもとで育てられ、２人の子供に恵まれている。育ての親については「とても良くしてくれた」と話しているという。父親は「もう永遠に離ればなれにならない」と再会を喜んだ。