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奄美大島の海岸に“トラ” 一体どこから…

2018年4月5日 19:52
奄美大島の海岸に“トラ” 一体どこから…

鹿児島県奄美大島の海岸で大きさ1.5メートルほどのトラのはく製とみられるものが見つかった。一体どこから来たのだろうか。

先月下旬、奄美市住用町の住民から「トラのはく製らしきものが海岸に漂着しているのを見つけた」と県の大島支庁に連絡があった。鋭い歯にギョロッとした目。はく製とみられるトラの大きさは、約1.5メートルある。見つかった場所を管理する奄美市が保管しているが、中に密輸品や危険物が入っている可能性もあるため、地元の警察署などにも相談しているという。

奄美市住用総合支所産業建設課・茂木幸生課長「トラという生き物が“千里行って千里帰る”というプラスの面でとらえるか、困ったものが流れてきたととらえるかどちらか。粛々と進めたい。昔から奄美には“ゆりむん”と言って漂着物に関しては海からの頂きものという思いがあるが、明るい材料になるようにやっていければ」

奄美市では、今後、トラが本物のはく製かどうか鑑定するとともに、警察や環境省などと協議し対応を決める方針。