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畑食い荒らすサル…過去最悪被害も 下関市

2018年4月5日 19:35
畑食い荒らすサル…過去最悪被害も 下関市

山口県下関市でサルが夏みかんなどを荒らし住民を悩ませている。

今は空き家となっている民家や倉庫の上にサルが登っている。夏みかんを口にして登ってくるサルもいる。下関市豊北町の阿川で4日に撮影した映像。空き家となっている民家の近くには、別の人が所有する夏みかんの木があり、サルが集まってくる。

夏みかんの所有者「手でぱっぱぱっぱ皆もぐ。多いときは40~50頭の群れが来る。守りすることが出来んか、しょうがないからほーちょるけど」

所有者の男性はサルが好むものは畑に植えないという。

夏みかんの所有者「今からはトマト、なすび、きゅうりは皆サルが取りますけーね。ここに植えてもつまらんと思って」

サルを追い払う女性「今そこにいっぱいおったそい逃げたーね。この畑に入っちょった。皆むちゃくちゃにしてしもうた。白い花が咲いちょったが花も何もないようになっちょる」

サルは、作物を覆っている網も手で開けるという。

下関市は、2016年度120頭のサルを捕獲したが、農林業被害額は過去最悪の2960万円で、その8割近くが豊北町で発生している。