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路上に散乱 国交省・大阪航空局の機密文書

2018年4月4日 19:25
路上に散乱 国交省・大阪航空局の機密文書

森友学園問題に絡み、注目される役所の一つ、大阪航空局の機密文書が、大阪市内の路上に散乱していたことがわかった。

国土交通省によると、今月2日の昼過ぎ、北区西天満の交差点で「大阪航空局などが作成した文書が散乱している」と連絡があった。

散乱していた文書をよく見ると、そこには「機密性2情報」「航空局対策本部の設置」など、機密性の高さをうかがわせる文言がならんでいた。

散乱した文書はおよそ840枚。航空機事故の危機管理マニュアルや緊急連絡先など、機密性の高いとされる文書が少なくとも40枚含まれていたという。

現場で取材を進めていると、大阪航空局の職員がやってきた。

国交省によると、今回の件は、廃棄物処理を委託された業者が運搬中に車から落下させてしまったという。

機密性の高い文書は、本来、職員が裁断処理する決まりになっていて、大阪航空局は「適正な文書廃棄を行うよう再発防止に努めたい」とコメントしている。