×

ニホンザルも温泉でストレス緩和 京大発表

2018年4月4日 12:34
ニホンザルも温泉でストレス緩和 京大発表

京都大学は、ニホンザルが温泉でストレスを緩和していることが科学的に判明したと、発表した。

京都大学の研究チームは、長野県山ノ内町にある「地獄谷野猿公苑」のメスのニホンザル12匹から、フンを採取し、温泉に入る行動とストレスホルモンの濃度の関係を検証した。

検証結果によると、冬は温泉に入った方が、入らなかった期間よりもストレスホルモンの濃度が、平均で20%低いことがわかった。

また、群れのなかの序列が高いほど、ストレスホルモンの濃度が高く、温泉の入浴時間が長くなることもわかった。

研究チームは「ニホンザルも、ヒトと同様に温泉に入ることでストレスを緩和し、寒さなどの環境に適応しているのではないか」と話している。