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熊本城 2年ぶり…瓦まとう“大天守”の姿

2018年4月4日 5:32
熊本城 2年ぶり…瓦まとう“大天守”の姿

地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧工事が進められる中、3日、天守閣にある仮設の屋根が取り外された。

地震から間もなく2年を迎える、熊本城。3日、天守閣では最上階に設置されていた仮の屋根の撤去が行われた。

午前9時20分、大天守の最上階を覆っていた大きな仮設の屋根が、クレーンで取り外されている。この仮の屋根は去年11月、大天守の瓦を設置する際に使われる漆喰(しっくい)が雨でぬれないように取り付けられた。

午前10時、屋根が外れたことで、2年ぶりに大天守の瓦をまとった姿が戻ってきた。

この屋根の下で、4か月をかけて7200枚もの瓦が設置された。熊本城の周辺では──

加藤神社 伊牟田翔権禰宜「今も鉄筋などが見えるが、1日も早く熊本城が直ることを祈願している」

お宮参りに来ていた参拝客「結婚式もこちらでしたので、思い出がある神社。(息子が)ちょうど20歳くらいの時にきれいな形で見られたらいい」

街の人「小さい時からずっと見て育っているから、早く復旧してもらいたいし、今の若い人たちも、きれいなものができればうれしいのではないか、誇りに思って」

今週の6日には大天守の屋根にしゃちほこが設置され、夏ごろには足場も外されて、その姿が望めるという。