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中国宇宙実験機「天宮1号」大気圏に再突入

2018年4月2日 11:43

中国が打ち上げ、制御不能になっているとみられる無人の宇宙実験機「天宮1号」が日本時間の2日午前9時15分ごろ、大気圏に再突入した。

中国の宇宙当局によると「天宮1号」は日本時間の2日午前9時15分ごろ、大気圏に再突入した。破片が落下したかどうかなど詳しい情報は入っていない。しかし、事前の分析では再突入の際に機体のほとんどは燃え尽きるとみられており、ESA(=ヨーロッパ宇宙機関)は「破片が人にあたる確率は極めて低い」と分析している。

「天宮1号」は、中国が宇宙ステーションの開発を目指して2011年に打ち上げた実験機で2年前から制御不能になったとみられ、その後、徐々に高度を下げていた。