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輸入制限に対抗 中国が米国産の関税UPへ

2018年4月2日 8:07

中国政府はアメリカが先月に発動した鉄鋼などの輸入制限への対抗措置として、アメリカ産の豚肉や果物への関税を引き上げると発表した。

中国財政省はアメリカ産の128品目について、これまで行っていた関税の軽減措置を2日から取りやめると発表した。対象とされるのはアメリカ産の果物や豚肉などで、それぞれ15%と25%の関税が上乗せされる。

財政省はアメリカが発動した鉄鋼などの輸入制限について、「我々の利益に深刻な損害をもたらした」とした上で、今回の措置をとる理由を「中国の利益を守り、与えられた損害とのバランスをとるため」と説明している。

トランプ政権が輸入制限を発動後、中国による報復措置はこれが初めてで、米中間の摩擦は激しさを増している。