年間２億円を売り上げる京都の弁当箱専門店。オーナーはフランス人のトマさんです。

この店で人気なのは「こけし弁当」。一番上の部分は、お椀（わん）として利用できます。海外では、スタンダードなタイプが人気だそうですが、招き猫タイプやスター・ウォーズタイプもあります

また、京都をイメージさせる“和テイスト”の弁当箱や春にぴったりな桜をモチーフにしたもの。さらに、葛飾北斎や東洲斎写楽など浮世絵をデザインした弁当箱もあります。

トマさん「日本人はお弁当文化もそうですけど、“細かいこと”を大事にしています。それ（職人の仕事）がすばらしいです」

他にも、秋田の「曲げわっぱ弁当箱」や石川県の職人が作った「二段重」、かわいいシロクマちゃんの弁当箱は北海道産です。さらに、海外からの逆輸入のものもあります。フランス製やイギリス製などで、フタがカッティングボードになっているものもあります。

弁当箱販売を開始した２００８年には、フランスに弁当箱文化はありませんでしたが、販売したとたん、大ヒット。今では、世界１００か国から注文が来るそうです。トマさんの発信で、弁当箱文化は世界に広がりを見せています。


【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｔｒｅｎｄより】