「ありがとう」JR三江線88年の歴史に幕
島根県の江津駅と広島県の三次駅を結ぶJR三江線が先月31日、運行を終了し、88年の歴史に幕をおろした。
JR三江線の運行最終日の先月31日、島根県江津市の江津駅は早朝から始発列車に乗る人や見送る人たちでにぎわった。
地元の人「赤ちゃんの時から乗っていたので残念です。ありがとうだけです。『ご苦労さん』って」
江の川に寄り添うように走る三江線。沿線では桜が見頃を迎えていて、乗客は最後となる列車からの美しい景色を目に焼き付けていた。
また、列車が駅に止まるたびに地元住民たちがメッセージを書いた旗を掲げたり、手を振ったりするなどして三江線に別れを告げていた。
そして、午後9時50分、三江線の上り最終列車が江津駅に到着し、88年の歴史に幕をおろした。