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ダウ反発 FBやアマゾン上昇で心理改善

2018年3月30日 7:23

29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、下落が続いていたフェイスブックやアマゾン・ドット・コムなどが反発したことで投資家心理が改善し、買いが広がった。

29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比254ドル69セント高の2万4103ドル11セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も114.22ポイント上げて7063.45で取引を終えている。

個人情報の不正流出問題で下落が続いていたフェイスブックが28日に対応策を発表したことで、この日は反発した。また、トランプ大統領がツイッターで批判したアマゾン・ドット・コムも当初は売られたものの、その後、上昇した。こうした主力のハイテク株が買われたことで投資家心理が改善し、買いが広がった。

相次いで発表された経済指標も市場予想の範囲か予想以上となったことや、四半期末ということもあり、売りに傾いた持ち高を調整する動きも市場を下支えした。

市場関係者は「4月に入り発表される主要企業の決算が好調であれば、売りが続いた市場にとってプラスの材料となる」と話している。