橋脚が川底に沈み込み、去年から通行不能となっている高知県の名所「岩間の沈下橋」で、復旧に向け、路面と橋脚の撤去作業が行われた。

高知県四万十市西土佐の「岩間の沈下橋」は、去年１１月、一部の橋脚がおよそ１メートル川底へ沈み込んで路面が折り曲がり、通行不能となっている。

今年１月から河川敷にクレーン車などの重機を入れる仮設スペースなどを整え、２７日午前、沈み込んだ橋脚と橋を撤去する作業が行われた。折れ曲がった路面部分は長さ２４メートル、重さは１００トンで、８つに切断され、クレーンで運ばれた。残った鉄製の橋脚も、ガスバーナーで切断され完全に取り除かれた。

四万十市によると、橋の復旧時期は未定で、来月以降、川底の状態などを調査し、工事の計画を立てることにしている。