×

“今までで一番立派”…財務省幹部の胸中は

2018年3月27日 17:29
“今までで一番立派”…財務省幹部の胸中は

森友学園に関わる決裁文書の改ざん問題をめぐり、国会で27日、財務省の佐川前理財局長の証人喚問が行われた。証人喚問を財務省はどう見たのだろうか?財務大臣室前から中継で伝える。

27日の財務省はいつもより人通りがまばらで、証人喚問の生中継の音声が廊下にまで漏れ聞こえて来た。

Q:佐川前局長の証言、どう聞いたか?

麻生財務相「・・・・・」

Q:理財局の中で対応したと(佐川前局長が)言っているが?

財務省・富山理財局次長「特にコメントはありません」

カメラの前では多くを語らない幹部だが、日本テレビの取材に複数の幹部が胸中を明かした。佐川氏が詳細を明かさなかったことについて、ある財務省幹部は、「今まで見た佐川さんの中で一番立派だった。官僚的に考え抜かれた答弁だった」と話した。

また、安倍首相や官邸からの指示がなかったと明言したことについては、「野党はわーわー騒いだけど結局、『大山鳴動して鼠(ねずみ)一匹』だった」と話し、官邸を守りきったことを評価する声が上がっている。

一方で、改ざんそのものについては、「情けないのひとことに尽きる」と話す幹部も多く、衝撃は広がり続けている。

ただ、27日の喚問で佐川氏が証言拒否を繰り返したことで、疑惑の解明はさらに遠のいたと言わざるをえない。