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“貿易摩擦懸念”和らぎ、NYダウ大幅反発

2018年3月27日 7:23

26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、貿易摩擦が激化するとの懸念が和らいだとの見方から買いが膨らみ、4営業日ぶりに反発した。ダウ平均株価は660ドル以上、大きく値を上げて取引を終えている。

26日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前週末比669ドル40セント高の2万4202ドル60セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も227.88ポイント上げて7220.54で取引を終えている。

ダウ平均株価は先週、トランプ大統領が中国に制裁を科す大統領令に署名したことなどで貿易摩擦が激化するとの懸念から、1400ドル以上、値下がりしていた。しかし、週末に米政府高官が中国との妥協点を探る姿勢を見せたことや、米中の貿易摩擦が和らぐとの報道が出たことなどで、この日は大幅に買いが膨らんだ。

また、アナリストが高評価をしたと伝わったマイクロソフトやインテルが買われたことも市場をけん引した。

669ドルの上げ幅はリーマンショック直後の2008年10月以来となった。