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“離島経済新聞社”に込めた思いとは?

2018年3月26日 14:07
“離島経済新聞社”に込めた思いとは?

NPO法人「離島経済新聞社」の代表理事・大久保昌宏氏。離島経済新聞社は、ウェブメディアや季節ごとに発行する新聞を通じ、日本の離島に特化した情報発信を行いながら、島の地域に貢献する事業を展開。島の人と共同プロジェクトも行っている。


――どのような思いで事業を進めていらっしゃるのでしょうか?

元々、離島経済新聞社自体が2010年に立ち上げた組織なんですが、その2010年当時に、立ち上げのきっかけになった島にたまたま友人が移住するというので、立ち上げメンバーでお手伝いしに行ったんですね。そこで、島の方々に出会いました。

もちろん行く前に、どんな島かという情報を色々調べて行くんですが、なかなかそういう情報が出てこない時代でした。まだ2010年当時だとSNSもそんなにはやっていなくて、(情報源は)観光協会と役場のホームページ、あとは個人のブログとか、そういうところがメーンでした。

島の方々の日々の営みなど、そういうところからだと拾えない情報に魅力を感じ、ひょっとしたら全国の島もそうなのではないかと考え、色々と調べた結果、日本には全部で6852の島があって、そのうち約420に人が住まわれているということがわかりました。

ということは、その420くらいの島の中に同じように人の営みがあって、その魅力があるということだと思ったので、そういう所を全国的に発信することができないかなと。ひとつにそういう魅力を集めるような場所をつくりたいと思ったのが、離島経済新聞社を立ち上げたきっかけです。

元々、そういう思いがあるので、今も全国各地の島の魅力を伝えることによって、島の皆さんと一緒に未来をつくっていくようなことを考えていけたらという思いで、日々、取り組ませてもらっています。


【the SOCIAL guestより】