アメリカのトランプ政権が鉄鋼などの輸入制限措置を発動した。日本製品にも高い関税が課されることになり、政府は適用を除外するようアメリカへの働きかけを強める方針。

鉄鋼に２５％などの高い関税を課す輸入制限は２３日午後に発動された。「国単位」での発動から除外されなかった日本は今後、「製品ごと」の除外を勝ち取るべく、トランプ政権への働きかけを強める方針。

一方、トランプ大統領は２３日、アメリカの知的財産権を侵害しているとして制裁を科す中国に対し、改めて強硬な姿勢を示した。

トランプ大統領「最後には中国はアメリカを公平に扱うだろう。中国は自由に行動してきたがもうできない」

また、トランプ政権は２３日、制裁措置の一環として中国をＷＴＯ（＝世界貿易機関）に提訴した。まずは、中国との協議が行われるが、不調に終わった場合は裁判の一審にあたる紛争処理小委員会の設置を求めることになる。