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安倍首相「平和な海を後世に」海保大で式辞

2018年3月24日 17:11
安倍首相「平和な海を後世に」海保大で式辞

安倍首相は、海上保安庁の幹部職員を養成する海上保安大学校の卒業式に出席し「法の支配にのっとった、自由で平和な海を後世に引き継いでほしい」と式辞を述べた。

安倍首相「我が国の海域を取り巻く環境は、海上保安庁の歴史で類をみない厳しさを見せています。日本海では北朝鮮漁船が我が国の排他的経済水域の中での活動を活発化させています」「志を同じくする国々の仲間たちとともに、法の支配にのっとった、自由で平和な海を、後世に引き継いでほしい」

安倍首相はまた、尖閣諸島周辺の領海警備に触れた上で、紛争が生じた際には、日本がリーダーシップを発揮し、国際社会に対して平和的解決を訴えるべきだと述べた。

海上保安大学校の卒業式に首相が出席するのは、2006年の小泉首相(当時)以来、12年ぶりのこと。

安倍首相はその後、広島の江田島にある海上自衛隊の幹部候補生の学校を訪問し、今も校舎として利用されている旧海軍兵学校の建物などを視察した。