航空大手の「ＡＮＡホールディングス」が、傘下の格安航空会社（＝ＬＣＣ）の「ピーチ・アビエーション」と「バニラ・エア」を経営統合することを発表した。

ＡＮＡホールディングスは、連結子会社で関西空港が拠点のピーチ・アビエーションと、完全子会社で成田空港が拠点のバニラ・エアを２０１９年度末をめどに経営統合すると発表した。ブランドはピーチに一本化されることになる。

ＡＮＡホールディングスの片野坂真哉社長は、「国内における新規需要を開拓し、旺盛な訪日需要をさらに獲得していくためにも、このタイミングで両社を統合するのがベストのタイミング」と話した。

２社の売上額を合わせると、国内のＬＣＣで首位の「ジェットスター」を上回る見通しで、２０２０年度には１５００億円の売り上げを目指すという。