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英とEU“移行期間”で基本合意 離脱交渉

2018年3月20日 1:22

EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱交渉で、イギリスとEUは19日、離脱後の社会や経済の急激な変化を防ぐため「移行期間」を設けることで基本合意した。

イギリスは来年3月29日にEUを離脱するが、離脱後の新たな貿易協定締結などが間に合わないことから、現在のイギリスとEUの関係を当面維持する「移行期間」について協議を続けてきた。

合意によると、移行期間は2020年12月までの1年9か月で、「これにより、企業は確実性を持って事業計画をたてることができる」としている。

移行期間が設置されない最悪の事態は回避された形だが、EUであるアイルランドとイギリスの一部である北アイルランドの国境をどう管理するかなどまだ課題は残っており、今後は「離脱協定」について双方が10月末までに合意できるかが焦点となる。