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トルコ軍 シリアのアフリン中心部を制圧

2018年3月19日 4:57

シリア北西部のアフリンで越境攻撃を行っていたトルコ軍は18日、市の中心部を制圧したと発表した。

トルコ政府は、アフリンを支配するクルド人勢力を国内の反政府武装組織と同一とみなし、1月下旬から越境攻撃を続けていた。

こうした中、トルコ軍は18日、「アフリン中心部を制圧した」と発表し、市内中心部にある地元政府の建物にトルコ国旗を掲げた。

これに対し、クルド人勢力は声明で「アフリンが解放され、人々が戻る日まで抵抗は続く」と述べ、戦闘を続ける考えを示している。

一方、シリアのアサド大統領は18日、政権軍が激しい攻撃を続ける首都ダマスカス近郊の反体制派の拠点・東グータ地区を訪れ、「ダマスカス市民は君たちがどうやって街を守ったか、子どもたちに語り継ぐだろう」などと兵士を激励した。

シリア人権監視団によると、アサド政権側は東グータ地区の8割以上を制圧。一方で、これまでに市民1400人以上が戦闘に巻き込まれ死亡したという。