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共産・小池氏「総理夫人案件」と追及

2018年3月19日 22:27
共産・小池氏「総理夫人案件」と追及

国会で19日、森友学園の問題をめぐる集中審議が開かれた。共産党の小池書記局長は、改ざん前の決裁文書に昭恵夫人の名前があったのは、森友学園との交渉が「総理夫人案件」であることを示すためではないかと追及した。

共産党・小池書記局長「(昭恵夫人は)国会議員以上に配慮しなきゃいけない存在なんですよ。だから決裁文書に登場してきているわけじゃないですか。この極めて異例な取引を特例承認することを、本省に了解してもらうためには、総理夫人案件だということを、そういう言い訳をする必要がある」

安倍首相「それはまったく違います。この元の文書を見ていただければ、財務省が『ああそうですか。安倍昭恵夫人が関わっているからそうですか』とは、まったくなっていないわけであります」

安倍首相は、改ざん前の決裁文書を見れば昭恵夫人が交渉に影響していないことが分かると反論した。

一方、社民党の福島議員は、「去年、捏造(ねつぞう)された文書と虚偽答弁によって国民をあざむいて衆議院総選挙を行った。虚偽の上につくられた安倍内閣に正当性はない」として内閣総辞職を求めた。

安倍首相は、「最終的な責任は私にある。国民に改めてお詫びを申し上げたい」と陳謝した。

その上で、「なぜこうしたことが起こったのか解明することと、2度と起こらないようにすることも私の責任だと思っている」と強調した。