安倍首相は防衛大学校の卒業式で訓示し、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため最大限の圧力をかけ続ける方針を、改めて強調した。

安倍首相「北朝鮮の政策を変えさせる。核・ミサイル開発を放棄させる。そのために必要なことは、国際社会が一致団結して、北朝鮮が具体的行動を取るまで、最大限の圧力をかけていくことです。この確固たる立場は決して揺らぐことはありません」

一方、安倍首相は、北朝鮮による違法な物資の積みかえ、いわゆる「瀬取り」への自衛隊の対応について「幾度となく違反行為を防ぎ、収集した情報は抑止に大きく寄与している」と高く評価した。

今年、防衛大学校を卒業するのは４７４人で、このうち自衛官にならず民間企業などに就職する、任官辞退者は３８人だった。