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前川氏の“講演確認”林文科相が担当者注意

2018年3月16日 12:27
前川氏の“講演確認”林文科相が担当者注意

文部科学省の前川喜平・前事務次官が公立中学校で行った講演をめぐり、文科省が教育委員会に内容などの確認を求めていたことについて、林文科相は、「確認の際には、表現を慎重に検討した方がいい」などと、担当者を注意したことを明らかにした。

文科省は先月、前川喜平・前事務次官が名古屋市の公立中学校の授業に講師として呼ばれ、行った講演について、市の教育委員会に対し、その内容や講師に選んだ経緯など、15項目にわたって回答を求め、録音データの提供も求めていた。

教育委員会はメールに回答したものの、録音データの提供は拒否したという。

これについて、林文科相は「法令に基づいて行った行為」とした上で、こう述べた。

林文科相「その確認の中に表現ぶりについて、もう少し慎重に検討した方がいいと(担当課に)注意を促した」

文科省は注意を重く受け止め、今後は誤解をまねかないよう、より配慮するとしている。