国の研究機関「産業技術総合研究所」のシステムに外部から不正アクセスがあり、１か月以上がたった今もインターネット接続できず、研究に支障が出ている。

国立研究開発法人・産業技術総合研究所によると、先月６日、外部から不正アクセスされていることに職員が気付き、すぐに業務システムを停止し、インターネット接続を遮断した。しかし、１か月以上たっても原因が解明されず、不正アクセス元や情報流出があったかも調査中だという。

このためシステムの安全上、研究所内からのネット接続を再開できず、論文の検索やネット会議など研究に支障が出ているという。復旧の時期は見えていない。

産業技術総合研究所は、国内最大級の公的研究機関として、新エネルギーや人工知能の技術開発などを行っている。