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額賀派の額賀会長 退任の意向表明

2018年3月14日 21:26
額賀派の額賀会長 退任の意向表明

自民党のかつての最大派閥・竹下派の流れをくむ額賀派の額賀会長が退任する意向を表明した。後任は竹下総務会長で、安倍首相が三選を目指す9月の自民党総裁選挙に向けた対応が注目される。

額賀派は小渕元首相以来、約18年間、首相・総裁を輩出できないなど、存在感の低下が目立っていた。そのため今年に入って参議院議員のグループが額賀会長の退任を求め、分裂騒動が起こっていたが、額賀会長は14日、派閥のパーティーで会長を退任する意向を明らかにした。

額賀会長「会長のポストは、後進に道を譲り、新会長は竹下亘総務会長に譲り、私から指名させていただきたいと思っております」

竹下新会長は総裁選で安倍首相の対抗馬になるとみられる石破元幹事長とも近く、石破氏に近い議員は「総裁選では支持してくれるのではないか」と期待感を示している。会長の交代が総裁選の構図に影響を与えるのかが焦点となる。