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森友文書改ざん 野党側反発、国会審議欠席

2018年3月13日 11:59
森友文書改ざん 野党側反発、国会審議欠席

財務省の決裁文書改ざんを受け、野党側は政府・与党の対応に反発し、13日も国会審議を欠席している。国会記者会館から清田大輝記者が伝える。

野党側は「前代未聞の異常事態で、政府の信頼は失墜している」として、安倍政権への攻勢を一気に強めている。決裁文書からは、安倍首相の昭恵夫人の名前などが削除され、財務省は佐川前理財局長の答弁に合わせるために改ざんしたとしている。このため、野党側は昭恵夫人や佐川氏の証人喚問を求めている。

しかし、13日午前、自民党は立憲民主党に「証人喚問に応じるのは難しい」との考えを伝えた。

立憲民主党・辻元国会対策委員長「なぜ、誰が、どんな形で指示をしたかなど真相をきっちりと究明してからじゃないですか、というように(自民党に)申しあげました。政府の、本当に昨日、醜態だと思いましたよ。記者会見を見ていて。情けない失態じゃないですか」

野党側は、13日午前に開かれている参議院・予算委員会の中央公聴会も欠席している。与党側はこれまでに、14日、安倍首相も出席する集中審議を開催することを提案したが、話し合いはついていない。野党側は、「内閣総辞職の決断を迫る段階にきている」として麻生財務相や安倍首相の責任を厳しく追及していく方針。