国内初「液体ミルク」今夏にも製造・販売可
国内で初めて、今年の夏にも、赤ちゃん用「液体ミルク」の製造と販売が解禁になる。
「液体ミルク」をめぐっては、厚生労働省はこれまで、赤ちゃんへの栄養になり、常温で一定期間保存できるよう、製品規格の基準を検討し、業界団体は賞味期限などを想定した保存試験を行っていた。
試験の結果、液体ミルクは、色が真っ白な粉ミルクに比べてわずかながら茶褐色になるものの安全性と栄養が確保できると確認されたという。
缶やレトルトパウチ、紙パックでの販売で、メーカー側のほとんどは1回で飲みきるサイズを検討しているという。
厚労省は必要な省令の改正を進め、早ければ今年の夏にも国内初の液体ミルクの販売が可能になる。一方で業界団体は、商品として実際に店頭に並ぶには、2年ぐらいかかるとの見通しを示している。