新燃岳 爆発的噴火相次ぎ、警戒呼び掛け
活発な火山活動が続いている鹿児島と宮崎にまたがる霧島連山の新燃岳では、11日も爆発的噴火が相次ぎ、気象庁が警戒を呼び掛けている。
新燃岳では10日までに40回の爆発的噴火が起きていて、11日も午前11時までに2回、観測されている。午前8時前の爆発では大きな噴石が火口から1400メートルまで飛んだほか、やや多量の噴煙が火口から2800メートルの高さまで上がった。
9日に確認された火口の北西側での溶岩の流出も続いているという。
気象庁は、噴火警戒レベル3を継続し、火口からおおむね4キロの範囲では大きな噴石に、2キロの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけている。また、噴火に伴う空気の振動「空振」にも注意が必要。