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東日本大震災から7年 宮城県の被災地は…

2018年3月11日 13:01
東日本大震災から7年 宮城県の被災地は…

東日本大震災の発生から11日で7年。震災で大きな被害を受けた宮城県名取市から、ミヤギテレビの柳瀬洋平アナウンサーが伝える。

宮城県名取市の海沿いに位置する閖上地区。震災でこの地区には9メートルを超える津波が押し寄せた。あの日から7年。被災地は祈りの日を迎えている。

11日朝、沿岸部には祈りをささげる人たちの姿が見られた。

宮城県では関連死を含め、震災で1万人を超える人々が亡くなった。また、1223人が行方不明で、11日も警察などによる沿岸部の捜索が行われた。

そして、県内ではピークからは10万人以上減ったものの、依然、7100人余りが仮設住宅で暮らしている。

仮設住宅の住民「(Q:7年という時間は?)長い、長く感じるよやっぱり。この通り、まだ仮設(住宅)にもまだいっぱい生活している人もいるからね」

あの日から7年。被災地ではハード面の整備が進み風景は大きく変わりつつある。

一方で、被災者の孤立の防止や心身のケアの他、町の活性化や産業の再生といった課題の解消は依然、道半ば。被災地では11日午後も追悼、そして復興への祈りに包まれる。