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新燃岳 住民「空振で窓揺れ、目が覚めた」

2018年3月10日 18:12
新燃岳 住民「空振で窓揺れ、目が覚めた」

霧島連山の新燃岳は爆発的噴火が相次ぎ火山活動がさらに活発化する恐れがあるとして、警戒範囲が火口から4キロに拡大された。

新燃岳では、爆発的噴火が相次いでいて、10日未明の爆発で噴煙が、今月1日からの爆発の中で最も高い4500メートルまで上がり、大きな噴石が火口から1800メートルまで飛んだ。

気象庁は、火山活動がさらに活発化する恐れがあるとして、噴火警戒レベル3を維持したまま、火口から3キロだった警戒範囲を4キロに拡大した。

これを受け霧島市から宮崎県えびの市方面へ向かう唯一の県道が通行止めになった。火口から6キロ離れた霧島市牧園町高千穂の住民は―。

住民「今朝、2時前だったか、ちょっと大きな爆発があって空振ですか。窓が結構揺れて目が覚めた」

2011年には、空気の振動「空振」によって、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。気象庁は、今回も同様の被害が出る可能性があるとして注意を呼び掛けている。

気象庁は火口からおおむね4キロの範囲では大きな噴石に、2キロの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけている。