アメリカのトランプ大統領は、鉄鋼などに高い関税を課す輸入制限を発動することを正式に決定した。

トランプ大統領は８日、輸入制限を発動する文書に署名し、鉄鋼に２５％、アルミニウムに１０％の高い関税が今月２３日から課されることになる。

ＮＡＦＴＡ（＝北米自由貿易協定）の再交渉を行っているカナダとメキシコは除外されたが、現時点で日本は外されていない。「友好国」とは「安全保障」の観点からの話し合いに応じ、「柔軟に対応する」としている。

一方、トランプ政権がこの措置で狙いを定めている中国は、「多国間貿易を破壊するもので、断固反対する」と反発。「中国に与える損失を算出し、有効な措置を取って正当な権益を守る」と報復措置を取るとしている。