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新燃岳で溶岩流出 今のところ避難必要なし

2018年3月9日 15:44
新燃岳で溶岩流出 今のところ避難必要なし

活発な火山活動が続く鹿児島と宮崎にまたがる霧島連山の新燃岳で、火口から溶岩が流れ出した。

福岡管区気象台によると、9日午前10時10分頃、活発な火山活動が続く霧島連山の新燃岳で、火口の北西側、鹿児島県の霧島市方面に溶岩が流れ出ているのが確認された。気象台では、溶岩が火口からどこまで流れ出ているのか、観測を続けている。

現在、新燃岳の噴火警戒レベルは3が継続されていて、火口から3キロが警戒範囲となっている。現在、新燃岳の西側およそ4キロから5キロの付近に6世帯11人、南側およそ4.5キロのところに26世帯51人が住んでいる。

新燃岳南側の住民「このまま終わってくれたらいい。仕事場もここで、避難すると生活ができなくなる」

気象台では今のところ噴火警戒レベルの引き上げや警戒範囲の拡大は行わない方針で、住民の避難は必要ないとしている。