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トランプ氏×金正恩氏 直接会談の実現は

2018年3月8日 21:14

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の直接会談が実現するかどうか、そして、その時期はいつ頃になるのかについて。

──今後の最大の焦点は米朝の首脳会談が実現する可能性はどれぐらいあるのか、そして行われるとすれば最速いつ行われるのか。寺島さん、どうみますか?

日本総合研究所 会長・寺島実郎氏「(米朝首脳会談が)行われる可能性はあると思うけれども、何よりもその前段として、いわゆる協議というものが水面下・表面化で行われると思う。その流れの中で『首脳会談を行っても成果が上がるな』っていう手応えが見えてきたら(米・朝)どちらもこの流れをテコにして浮上しようと思っているから、トランプ(大統領)だって中間選挙をにらんで大きな外交成果にする、そういうことができると判断したら首脳会談だって何だって踏み込むだろうと思いますね」
「ですから、まず何よりも次のステップの協議がどの段階で行われるのか。南北の首脳会談を受けて協議というものが一定のスピードでこの夏に向けて動いてくるだろうと思いますよ」

──事務方、そして閣僚級と夏に向けて展開する可能性があると。辺さんはいかがですか?

コリア・レポート 編集長・辺真一氏「米韓合同軍事演習が終われば障害はなくなりますから、そのあとに米朝の実務交渉が始まるんじゃないかと思います。それで双方の間で意思疎通ができ、進展すれば、恐らく米朝首脳会談につながっていくだろう。その場合はトランプ大統領が平壌を訪問するのではなくて、金正恩委員長がワシントンを訪問すると思いますね」

──あり得るんですか?

辺真一氏「今回私たちが驚いたのは、今度の3度目の(南北)首脳会談が、なんと韓国側の『平和の家』、金正恩委員長が韓国側に行くという、これ一つ見てもその可能性はなきにしもあらず、とみています」