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シリア東グータ地区 政権軍が半分以上制圧

2018年3月8日 13:31

シリアのアサド政権軍が首都・ダマスカス近郊にある反体制派の拠点・東グータ地区の半分以上を制圧したことが明らかになった。一方で、戦闘が激化した先月中旬以降の死者数は850人に達している。

東グータ地区では、アサド政権軍の攻撃に大勢の市民が巻き込まれ、国際社会から懸念の声が上がっている。しかし、政権側は先月末から地上部隊を投入し、攻勢を強めていて、シリア人権監視団は7日、東グータ地区の52%を制圧したと明らかにした。

一方で、犠牲となる市民も増え続け、政権側の攻撃が激しくなった先月中旬以降、850人が死亡したという。反体制派は依然、徹底抗戦の構えを崩しておらず、戦闘が収束する見通しが立たない中、今後、さらに市民の犠牲が増えることが懸念される。