北朝鮮が韓国と首脳会談を行うことなどで合意したことについて８日、安倍首相は国会で「対話のための対話では意味がない」などとけん制した。

安倍首相「平和的、外交的に問題を解決することが重要であるということは当然であろうと、（対話を）時間稼ぎの口実に使って核やミサイル開発を進めてきたという現実もあるわけであります。だからこそ、対話のための対話では意味がないわけでありますし、対話に応じたからといって、例えば制裁を緩める対価を与える対話に対して対価を与えるということがあってはならないわけであります」

安倍首相はまた、韓国のソ・フン国家情報院長が来週来日して説明を受けることを明らかにした。さらに「北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ」とした上で、「圧力を最大限まで高めていく」と強調した。