×

新燃岳 観測以降、最多量の火山ガス観測

2018年3月7日 22:24
新燃岳 観測以降、最多量の火山ガス観測

爆発的噴火が続いている鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳で、7年前の観測開始以降、最も多い量の火山ガスが観測された。気象庁は火山活動の高まりを示すものとして、警戒を呼び掛けている。

新燃岳では6日から爆発的噴火が続いていて、7日午後8時までに29回観測されている。また、気象庁の調査では火山ガスの放出量は、1日あたり3万4000トンと非常に多い状態で、今月2日の2200トンから大幅に増えていることが分かった。

これまでで最も多かったのは、大きな爆発があった7年前の1万2000トンだという。

火山ガスの放出量の増加は溶岩が火口内に上昇し、火山活動がさらに高まったことを示しているとみられる。気象庁は噴火警戒レベル3を継続し、火口から約3キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。