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気象庁 蔵王山の警戒レベルを1に引き下げ

2018年3月6日 17:05

気象庁は6日、宮城県と山形県にまたがる蔵王山で火山活動が落ち着いてきているとして、噴火警戒レベルを一番低い「1」に引き下げた。

宮城県と山形県にまたがる蔵王山では、今年1月、地下の熱水などの動きを示す火山性微動が相次ぎ、山が膨張する傾向もみられたことから、気象庁は、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして噴火警戒レベルを「2」に引き上げていた。

しかし、気象庁は6日、先月8日を最後に火山性微動が観測されていないことなどから、蔵王山の火山活動は落ち着いてきているとして、噴火警戒レベルを「2」から「1」に引き下げた。

一方で気象庁は、活動が活発化した場合に噴火が想定される「馬の背カルデラ」内では、引き続き水蒸気や火山ガスの噴出がみられるとして、異変を感じた場合には速やかにカルデラから離れるよう呼びかけている。