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“偶然性を楽しむ”田中宏和氏の発想力

2018年3月6日 15:31
“偶然性を楽しむ”田中宏和氏の発想力

東北ユースオーケストラ事務局長の田中宏和氏。田中さんは広告代理店に勤めながら、東日本大震災後、被災3県の子どもたちで結成されたオーケストラを運営。子どもたちの活力で新しい東北を作る活動を行っている。また、同姓同名の「田中宏和さん」が一堂に会する「田中宏和運動」も展開。ギネス記録を目指している。


――プロフィルにもありましたが、“たまたま”の人生を楽しむというのはどういう意味なんでしょうか。

ご紹介いただいた田中宏和の同姓同名運動もそうなんですけど、たまたま田中さんの家に生まれて、宏和と名付けられたので、自分で選んだわけじゃないですよね。そこから生まれる人とのつながりというか、今では138人の田中宏和さんに会ったんですが、0歳児から75歳の方、北は北海道、南は沖縄の方と会って楽しんでるんですね。

東北ユースオーケストラもたまたま3.11を現地で体験した子どもたちが集まって、そこから新しい関係が生まれて、新しい音楽が生まれていくという、自分で全てをコントロールするんじゃなくて、なにか偶然性みたいなものを楽しむみたいなところが、僕は好きなのかなと思っています。


――そのチャンスをつかむ握力というのも田中さんにはあるんですね。

なんか気づいたらやっちゃうんですよね。


【the SOCIAL guestより】