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NYダウ336ドル高 貿易摩擦懸念後退で

2018年3月6日 8:48

5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、貿易摩擦への懸念が後退したと受け止められたことで株を買い戻す動きが優勢となった。ダウ平均株価は330ドル以上値を上げて取引を終えている。

5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から336ドル70セント値を上げ、2万4874ドル76セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も72.84ポイント上げて7330.70で取引を終えている。

アメリカのトランプ大統領は先週、国内の産業を守るため、外国製の鉄鋼とアルミに追加関税を課す方針を発表した。これを受けて、貿易摩擦の懸念からダウ平均株価は先週、大きく値を下げていた。しかし、追加関税について議員からの反発もあることや専門家からもその実現に懐疑的な見方が出たことで貿易摩擦への懸念が後退し、株を買い戻す動きが優勢となった。

市場関係者は「追加関税の税率や例外なくすべての国を対象に実施するかなどに市場の注目されている」と話している。