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北、非核化前提の対話なら応じない姿勢強調

2018年3月4日 1:36

北朝鮮外務省は、アメリカと対話する意思があると改めて明らかにする一方、「前提条件のもと、対話のテーブルに座ることはないだろう」として、非核化を前提とした対話には応じない姿勢を強調した。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は3日、「われわれはアメリカとも対話が可能との立場を明らかにした」と述べた。ただ、「平等な立場での対話」を目指すとした上で、「今後も前提条件のもと、対話のテーブルに座ることはないだろう」と述べ、アメリカが求める非核化を前提とした対話には応じない姿勢を強調した。

さらに報道官は、「決して対話を物乞いしたり、アメリカが騒ぐ軍事的な選択を避けたりはしない」と述べ、アメリカをけん制した。

米朝の対話をめぐっては、韓国が仲介役に意欲を示しているが、米朝間の隔たりは大きいままだ。