ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層ＮＥＷＳ　ここにフォーカス」。今後の朝鮮半島情勢を左右するポイントについて、外交関係の専門家２人が語る。

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米国は米韓合同軍事演習を予定通り実施する方針。今後の焦点は―？


古川勝久氏（元国連北朝鮮制裁委）

（韓国の）文大統領がその見解に同意するかどうか。可能性としては更なる軍事演習の延期、軍事演習の内容・規模の一部修正は十分あり得る。米朝交渉に対して北朝鮮がどれぐらい乗り気になるかで米韓合同軍事演習をどう実施するかが決まってくる。


中林美恵子氏（早稲田大学教授）

米国からしたら、韓国のお手並み拝見。本当にだまされない形で北朝鮮の言うことばかり聞くのではなく、主張を伝えることができる土壌を作るのかどうか。

（米韓）軍事演習は非常に重要なことですが、北朝鮮にとっては刺激的、戦争行為に近しい、『侵略の準備である』とまで言っていますから。そういったことを行った時に北朝鮮がどう出てくるか。何か実験をするのかどうかも含めて様子を見なければならないフェーズに入っている。