アメリカ・トランプ政権の安全保障政策のキーマン、マクマスター大統領補佐官が早ければ今月にも辞任する見通しだと、１日、ＮＢＣが報じた。

ＮＢＣによると、マクマスター補佐官は早ければ今月にも辞任する見通しで、ホワイトハウスを取り仕切るケリー首席補佐官とマティス国防長官が調整を進めているという。後任には、ブッシュ政権でＮＳＣ（＝国家安全保障会議）のスタッフだったビーガン氏が有力だと伝えている。

軍人出身のマクマスター氏は日本政府も信頼を置く安全保障の専門家だが、これまで何度もトランプ大統領との不和が取りざたされてきた。一方で、マクマスター氏の交代を調整しているケリー首席補佐官自身もトランプ大統領との不和から辞任の可能性が報じられており、政権の混乱が続いている。