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台湾と高官レベル訪問可能に 米で法案可決

2018年3月2日 1:39

アメリカの議会で、台湾との政府高官レベルの訪問を可能にする法案が可決された。中国は激しく反発している。

アメリカメディアなどによると、議会上院は先月28日、台湾との政府高官レベルの相互訪問を可能にする「台湾旅行法」を可決した。

アメリカは1979年の中国との国交正常化に伴い、台湾と断交しているが、今回の法案は、アメリカと台湾のあらゆるレベルの政府高官が会談することを可能にするもので、今後、トランプ大統領が署名すれば、法律として成立することになる。

台湾の蔡英文総統は1日、「この重要法案を支持したアメリカの議員に感謝します」とコメントし、アメリカとの協力関係を強めていく考えを示した。

これに対し、中国は強く反発している。

中国・華春瑩報道官「中国は強い不満と断固反対を示す。アメリカにはすでに厳しく抗議した」

中国外務省は、法案が「『一つの中国』の原則に反している」と反発。「米中関係の妨害となることを避けるため、問題を慎重に、着実に処理するよう促す」とクギを刺した。