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“森友文書”書き換えか 麻生氏明言避ける

2018年3月2日 23:46
“森友文書”書き換えか 麻生氏明言避ける

森友学園への国有地売却問題で、共産党は財務省が事前に価格を提示していたことなどを隠すために、決裁文書を書き換えた疑惑があるとの一部報道について事実関係をただした。

共産党・小池書記局長「麻生大臣、文書の書き換えをやっていないならやっていないとこの場で言ってくださいよ。やっていないんですね」

麻生財務相「今、書類等々につきましては、太田(理財局長)が申し上げましたように全面的に(捜査に)協力している段階ですから。私どもとしては今、お答えは申し上げられないということです」

麻生財務相はこのように捜査への影響を理由に明言を避けたが、小池書記局長は、「『書き換えていない』と言えないということは、『文書を書き換えた』と認めたことになる」と指摘した。

また、その後に行われた衆議院の財務金融委員会で、無所属の会の野田前首相は、「もし公文書が書き換えられたなら改ざんだ。罪だ」と追及したのに対し、麻生財務相は、「改ざんという話が真実ならば、極めてゆゆしき事態だ」と述べた。

なお、財務省の太田理財局長は、この文書をめぐる調査状況を6日までに報告する考えを示した。