アメリカの高校で起きた銃の乱射事件を受け、トランプ大統領は２月２８日、与野党の議員に対し、銃規制強化の法案を取りまとめ、成立させるよう要請した。従来の対応より踏み込んだ形。

１７人が犠牲となったフロリダ州の高校では２８日、２週間ぶりに授業が再開された。ロイター通信によると、教師が出欠を取る際、犠牲になった生徒の名前を呼ぶと、友人たちは泣き崩れたという。

こうした中、トランプ大統領は与野党の議員を集め、銃規制を強化する法案を取りまとめ、成立させるよう要請した。

トランプ大統領「我々は何かしなければならない。行動しなければならない」

大統領は、反対論が根強い一部の銃の購入年齢の引き上げも盛り込むよう求めている。

一方、販売する企業側は先に動き出している。小売り大手「ウォルマート」は２１歳未満には銃を販売しないと発表。大手スポーツ用品店も殺傷力の高いライフル銃の販売を、一切、やめることを決めた。