アメリカとの交渉役を務めてきた北朝鮮外務省の崔善姫北米局長が、外務次官に昇格したことがわかった。

ＮＮＮの取材に対し、北朝鮮の複数の関係者は崔善姫北米局長が外務次官に昇格したことを明らかにした。崔氏はこれまで、ヨーロッパなどでアメリカの元外交官や専門家らと協議を重ねるなどアメリカとの交渉役を担ってきた。去年５月には、ノルウェーでアメリカ側との非公式協議を行い、その後、北京で「条件が整えばトランプ政権と対話する」と述べていた。

北朝鮮は、平昌オリンピックの閉会式に高官を派遣し、アメリカとの対話に前向きな姿勢を示していて、崔氏の昇格は外交姿勢の変化を反映したものなのか注目される。