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新幹線台車で強度不足 川崎重工業が謝罪

2018年2月28日 23:59
新幹線台車で強度不足 川崎重工業が謝罪

去年、新幹線『のぞみ』の台車に破断寸前の亀裂見つかった問題で、製造過程にミスがあり、強度が不足していた可能性が高いことがわかった。

去年12月、新幹線『のぞみ』の台車から破断寸前の亀裂などが見つかった。原因を調査していたJR西日本は会見を開き、台車を製造した川崎重工業が、底の部分の鋼材を削りすぎてしまったことで強度不足に陥り、亀裂が生じた可能性が高いことを明らかにした。

JR西日本の基準では、本来7ミリ以上の厚みが必要なところ、問題の台車は最も薄いところで4.7ミリしかなかったという。

基準を満たしていない台車はJR西日本だけで100台確認されていて、1年以内にすべての交換を完了させたいとしている。

これを受け、川崎重工業も会見を開き、製造過程でのミスを認め謝罪した。

川崎重工業は、現場の作業員に注意点が周知されていなかったなどとしていて、品質のチェック体制にも問題があったとしている。