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いじめ深刻…SNSに相談窓口 最終報告

2018年2月28日 22:39

SNSを使ったいじめが深刻化するなか、文部科学省のワーキングチームは、SNSなどを通じた子どもの相談窓口に関する最終報告をとりまとめた。

報告では、いじめなどに対する相談体制の拡充の重要性や、若者のコミュニケーション手段がSNS中心になっていることを指摘。さらに、神奈川県座間市で、SNSに自殺願望を投稿した若者が殺害された事件を受け、ネット上で適切な相談相手にアクセスできるよう、SNSなどを活用した相談体制の構築が喫緊の課題であるとしている。

また、相談受付時間の考え方や、緊急時にはSNSから電話に相談の切り替えをはかるなど対応方法などについてまとめたほか、「SNS世代」の若者を相談員に加えることも効果的とした。

文部科学省では、公募した中から25の自治体を支援する方針で、早いところではこの春から、今回の最終報告を踏まえた相談体制の整備が行われる見込み。