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JR東海の新幹線でも基準満たさない台車

2018年2月28日 22:31
JR東海の新幹線でも基準満たさない台車

JR西日本の新幹線「のぞみ」で台車に亀裂が発生した問題で、JR東海の新幹線でも、46の台車で部品が基準より薄く削られていたことがわかった。

新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂が入った重大インシデントをめぐっては、JR西日本が28日、亀裂の入った部品が製造段階で削られ、基準の厚さを満たしていなかったことを発表している。

JR東海が、保有している同じタイプの車両を調べたところ、同じ川崎重工業が製造した46の台車でも、7ミリの基準より薄く削られていたものが見つかった。

安全上ただちに問題はないということだが、今年中に順次交換を進めることにしている。

一方、国土交通省では、鉄道会社などが参加する検討会で、台車の点検方法の見直しを進めているが、今後は、設計や製造の過程でも取るべき対策がないか、検討を進める方針。